マッチングシステムのすゝめ



マッチングシステム導入のきっかけ

 元々は、Nature Walkでも、同業他社の山コン系のイベントと同様、解散後に連絡先交換してもらうスタイルをとっていましたが、女性の参加者から、

「タイプではない人にずっとつきまとわれて、結局、気になる人と連絡先交換できなかった…」

という意見をいただいた事から、マッチングシステムを導入する事にしました。
 確かに、男性は好みの人にグイグイ行けばいいですが、女性はどうしても受け身なので、連絡先交換スタイルは、男性側に都合のいいスタイルといえるのかなと思います。

マッチングシステムのメリット
1.高いマッチング率

 当初は、解散時にその場で「マッチング成立」の発表をしていたんですが、「みんなの前で発表されるのが嫌」という意見が多かったので、「翌日にメールで結果を送信」するスタイルに変更した結果、マッチング率が格段に上がりました。
 今のスタイルにしてからは、マッチング率は25%を超えています。4人に1人はマッチングしています。
 連絡先交換の場合は、その場で面と向かってLINE交換を拒否される事はさすがに少ないと思うので、一見そちらの方が出会いに繋がる可能性が高そうに思えますが、LINE交換したところで、タイプでなければ、既読スルーされるか、ブロックされるのがオチです。そこをクリアできたとしても、ただの不特定多数のLNE友達の1人に選ばれただけなので、そこから恋愛対象に発展するのは至難の業です。

2.女性やシャイな男性でも参加しやすい

 「連絡先交換というスタイルが受け身の女性には不利」という意見をいただいたのが、マッチングシステムを作ったきっかけとなっています。
 「いい人なのに出会いがない」という人は、得てして、いい人が故に、連絡先交換スタイルだと、周りに遠慮して埋もれがちです。
 自分から連絡先を聞いたり、告白したりが苦手という男性も、連絡先交換と比べたら参加しやすいんじゃないかと思います。

3.安全性の確保

 出会い系のサービスでは、必ず一定数、遊び目的・マルチ商法・カルトの勧誘が紛れ込んでいます。
 連絡先交換では、一度にたくさんのターゲットを獲得できるので、そういう人たちの格好の的になりやすいです。
 マッチングシステムでは、マッチングが成立した人としか連絡先を交換できないので、よからぬ目的の人達にとっては、極めて効率の悪いシステムとなっています。
 マッチングイベントでは、その場で連絡先交換は禁止としていますが、もし、しつこく連絡先交換を聞いてくる人がいたら出禁にするので運営に連絡してください。

4.フィードバックの活用

 マッチングが成立しなくても、「何人からリクエストがあったのか」を確認できるので、その結果を踏まえて、次のイベントに備えることがてきます。
 誰からもリクエストが無かった方が、その結果を生かし、客観的に自分を見つめ直して、2回目、3回目でマッチング成立したりする事も多いです。

マッチングシステムのデメリット
1.仲間作りには向かない

 以下のような意見をいただく事があります。

・マッチングシステムはやめていただきたいです。マッチしてもしなくても、いろんな方と連絡先が交換しづらく感じるためです。私も含め共通の趣味を持つ人たちと仲良くなりたいという気持ちで参加してる人は少なくないと思います。

 女性参加者に関しては、「友達作り」で参加している方も、少なからずいると思うので「女子登山部」を作りましたが、男性の参加者で、純粋に「共通の趣味を持つ人たちと仲良くなりたい」なんて思ってる人は1人もいないと思います。
 連絡先交換にやたらこだわる人は、何かよからぬ下心があると思っています。その証拠に、仮に「男子登山部」を作っても、間違いなく誰も集まらないと思います。
 とはいえ、ナチュラルで、時間をかけて、ゆっくりと出会いを求めている方や、社会人になると友達ができにくいのも実際あると思うので、連絡先交換タイムやマッチングはありませんが、仲間づくりのための、少人数のサークルも活動を予定しています(入部希望者待ち)。